千葉県市川市にある古くは明治時代から続くお墓。
何度か建て直しを行いながら現在に至っていました。
この度、3月11日の大震災の時の大きな揺れにより
数ヶ所の被害を受けました。入り口近くの灯篭が倒れ
お石塔が芝台から後ろに傾き、後ろ側の羽目が外れ
て倒れてしまいました。その他にも目地が外れて傾い
てしまっている所が見られました。
取り急ぎ壊れた箇所だけ修復をするという考えもあり
ましたが、以前よりいつかはお墓を直したいと思って
いましたので思い切ってリフォームをすることになりま
した。
リフォームをするに当たっては、先祖代々守り続けて
きた尺角のお石塔と27もの古い石碑だけは必ず残し
たいと思っていました。
墓地は高台の途中にあり、傾斜がかなりあることと、
ある程度の地震の揺れにも対応出来るように基礎
工事は念入りに行います。
しっかりとグリ石と鉄筋を入れます。
その上に全体にコンクリートを入れて固めます。
ちゃんと水抜き用の穴も開けておきます。
入り口は以前あった柱と羽目をなくし、間口を広げてシンプル
で広々とした階段を作りました。
階段右側の外柵の羽目は他の羽目より少し高くしており、
お隣のお墓の基礎工事のコンクリ部分を隠すと共に、ちょっと
腰をかけるにはちょうどいい感じになっています。
羽目にちょっと腰掛けるとちょうど正面にお石塔が見られます。
お石塔の後ろに集めて置かれていた古い石碑は、外柵両側の羽目に沿って高さを揃えて並べられま
した。これによって奥行きが長くとれてお石塔までのアプローチがかなり長くなりましたので墓地が以
前より大きく感じられるようになりました。
また、石碑が重なっていないため全ての石碑を一つひとつ見られるようになりました。